「たま」とわたし 其のニ
知久さん編です。
前回の記事にも書いたように私は知久さんファンでした。
25年振りにファンに返り咲いて、ネットの画像やら動画やらを拾い集め始めたわけですが、一番驚いたのは知久さんの姿でした。
何せファンだったのですから。
知久さんのかわいらしい髪型とキラキラした瞳とすべすべのお肌に。
え…禿げてる。こ、これは別な人…と思いたい。
そんな期待はすぐに裏切られました。
帽子姿の画像ばかり。時々帽子のない寒そうな頭の画像もあり、ソレは確定したのでした。
もう一つは、歯。歯がないよう( ;∀;)
かわいそうなおじさんみたいな姿だよう。
あまりの変わりぶりに軽くショックを受けつつ動画も探します。
結果から言うと動画を見て良かった。
知久さんの歌声を動画で聴くと、ハゲも歯抜けもどうでもよくなったのです。と、いうよりなんかそのスタイルも含めて曲と歌声が「知久さん」であり、妙にマッチングしているのです。
よく見ると帽子のセンスがいい。靴もかわいい。
いや、そんな下世話なことよりも、歌声に味わいが増し、ギターがものすごい情緒を奏でているのです。たくさんたくさん観て聴いてあっという間に時間が経ちました。
知久さんといえば、独特の超高音シンガーでしたが、キーはそのままに声に厚みというかまろみみたいなものがついた感じがします。と、褒めてしまいますが、酒焼けなのか掠れた感じもあり調子良くなさそうな動画もあります。
ただファンの心理でしょうか。
それも含めて受け入れてしまいます(笑)味わいだと。
知久さんは「知久寿焼」という一つの芸術を作りあげたような気がします。そしてそれを淡々と自分のペースで体現しているのだと、わたしは思います。
そのビジュアル、産み出される音楽、歌声、演奏技術…。たまの中でも飛び抜けて芸術家だと思います。
でもほんと昔の知久さんはかわいい。
あどけなくてキラキラしてる。
そんな動画がたくさん見れるのはいい時代だなあ。